八味地黄丸 パート2
- Izumi Takiguchi
- 1 日前
- 読了時間: 7分
はち・み・ち・こう・がん?
え??
何これ??
私の筋肉反射テストで選ばれたものは、一番高い7000円もするものだ。
いやいや、風邪だけだから。
こんなに錠剤が入ってるもの買っても、いらなくなるから勿体無いじゃん。
そう思って、私は、小さい方を買うことにしたが
箱を手に取ってみようと手を伸ばしたときに、
そこにあったポップアップに手を一度引っ込めた。
尿量が減量した、または、多尿の方へ
排尿困難、残尿感、夜間尿、
「尿」の文字がいっぱい。
おいおいおいおい。。。。。
ちょっと、私が治したいのは風邪だから!
それなのに、尿って何よ!!
なので、もう一度筋肉反射テストで問うてみることに。
ふむ。
やっぱり7000円のを示してくる。
私のキンハン、風邪でぶれているのかなあ。
そんなことをしていたら、後ろから
「あの」
と声をかけられる。
この数日前、ススキノに繰り出した時に、
一緒にいた仲間の1人がナンパされていた。
その状況が頭をよぎり、
ついに、私も薬局でナンパされるのか!と
思うと同時に、
絶対に頻尿、残尿のところで立っているところをナンパなんてされたくなーい!
と思ってたら
「私、薬剤師ですけど、何かお困りですか?」と言われた。
ダブルで、恥ずかしいんですけど。
①ナンパだと勘違いした自分も
②残尿のところで立っているところを見られたくないと若返った気持ちでいようとした自分
ダブルで恥ずかしいんですけど!!!!
しかも、
「風邪でこの残尿を治す薬、効果ありますかね?」
って言っても、
「ないです」って言われるだけだろうし、
そもそも、
「風邪でどうしてこの薬だって思ったんですか?」って聞かれて
「筋肉反射テストで選ばれたんです」
って言って通じる世の中じゃ、まだないし!
色々めんどくさくなって、
「大丈夫です」
とお忍び旅行の女優ばりな小さい声で答えて、
もう一度、八味地黄丸に向き合う。
すると「その薬、良いですよ。」と声をかけられる。
去っていなかったのか!
会話を続けるしかないじゃないか!
「あ、このハチミ・チ・コウガン、ですか?」
そう言うと
「あ、それは、コウガンではなくて、オウガンです」
ああああー!!!!!!爆発している私
ばかばか!私のバカ!
マジでトリプルで恥ずかしい。
さっきのナンパからの、男性の生殖器からの、睾丸に引っ張られてるじゃん!
よく見れば、黄丸(おうがん)て、ふりがなが、
ふってあるじゃん。
そう恥ずかしい私をなだめるように、若い薬剤師は言った。
「あ、でも、それ、高齢者のかすみ目にも効き目ありますから。」
あ〜!!なんか、恥ずかしいを超えて、ムカつく!
と思いつつ
でも、確かに、オウガンという文字が小さいじゃないか。
っていうか、数日前に、メガネ屋さんで至近距離を見るメガネを作ったばっかりではないか!
くっそー図星だ。と思いつつ
「あ、ありがとうございます。」
そういって、会釈をすると、
その若い薬剤師は去っていった。
私は、その八味地黄丸の箱を手に取ってみた。
すると効能の一番初めに
体力が中等度以下で、疲れやすい
と書いてある。
中等度以下
この言葉を理解するのに、少しの時間を要したが、
つまり、体力がそこまでなくて、疲れやすいということと理解をしたときに
なんかその場にしゃがみ込んでしまった。
私は子供を産むまではかなり体力があった方だと思った。
1人目の時もまだ大丈夫だった。
だけど、
2人目を産んだ時には
自分でもおかしいなと思うぐらいまで
体力が落ち込んだ。
一日子供と一緒に10時間寝てようやく1日が過ごせる感じだ。
少しでも、10時間寝ない日があったりすると
翌日はぐったりしてしまう。
なんでこんなに私は体力がなくなったのだろうか?と思うほど。
記憶力も低下をしているし、
目の前の事をこなすことで頭も心も使い切ってしまう。
もっと出来るはずなのに、なんでこうも体が動かないんだろう!
なんでこんなに考える力が出ないんだろう。
何度思ったことだろうか。
どれぐらい周りに迷惑をかけてきたことだろうか。
そう、私の体力は中等度以下なんです。
よく、わかってくれましたね。
きっと私の体力がすごかったら、風邪はもらっていなかった。
実際に体力がある長女は、ちょっと喉が痛かっただけで、
ピンピン絶好調だ。
次女も咳はしているけど、ぐったりはしていない。
もっともっと根本的なところの
”私の体を元気にする”っていうところか。。。
筋肉反射テストをすると
こうやって不意に自分と会話をする機会を与えられる。
そして、この薬について調べてみると
腎臓の働きをサポートしてくれるものだということが分かった。
納得する内容ばかりだった。
さて、そこからどうなったか。
この錠剤を飲用した晩、汗が止まらないほど熱が出た。
そして、
最近の私は、実際に私は夜にトイレに数回起きる。
以前は、トイレなんて起きることがないぐらい
深い眠りだったけど。
そして、尿の出も実はそこまで強くなくなった。
グズグズするなと、軍の隊長に言われそうなほど
春の小川ぐらいの量が、ちょろちょろと出る。
年を取った証拠よ
そんな声が聞こえてくる。
でも私にとっては、
年をとることが悲しいというよりも
体が今までのように元気よく動かないことが、心もとなく感じるのだ。
ところがどっこい、
この八味というやつを飲み始めたら、
尿が子供と同じぐらいの勢いで出るようになった。
膀胱がしっかり動いている感じがするのだ。
膀胱というダムが、しっかりと水を溜め、
一定時間になると、ちゃんと放流を勢いよくするのだ。
それと共に、熱が出た翌々日から体は万全に近く戻った。
私の場合、通常は大体、熱が出た風邪は7日ぐらいを要する。
初めの3日ぐらいがしんどくて、後の4日が徐々に回復をしていくというような。
でも、
熱が出た翌々日には、私は友人家族と合流し
その翌日には一緒にラフティングをして
北海道の冷たい川に、自ら飛び込んでいた。

そして、私の体力がどんどんと回復していくのが分かる。
中等度以下の体力が、中等度ぐらいまでになっているのではないだろうか?
とにかくその八味を飲み始めたからの
私の体力の回復ぶりは目覚ましかった。
こんな書き方をすると、
筋肉反射テストで体を治すことができるんですね!
と思われるかもしれない。
でも、私は、治すのは、あくまでも私の体の中の、白血球やキラー細胞などであって
薬が治すわけではないと思っている。(映画:はたらく細胞を見て、なおさら感じる)
筋肉反射テストで何ができるかというと
それらの体の細胞が元気よくフルに働けるために
サポートをするものを選ぶことができるのだと思う。
体に対して「私がサポートするには何ができる?」と聞いてあげること。
私は、その立ち位置を人間関係にも応用する。
誰かの人生を私がどうにかしてあげようなどとは思えない。
だって、その人の人生だから、誰が何をどう言ったところで、
どうにもなるものではない。
その人が自分で変えていくしかないのだから。
でも、多くの人は、その自分で変えていくという方法を知らない。
私だって、知らなかった。
インテグレイティッド・ヒーリング(IH)に出会うまでは。
沢山
心理学の本も読んだし
自己啓発の本も読んだ。
いろんな方法論の授業も取ったし
会話術のクラスも取った。
ワークショップだって、どれぐらいの数に行ったことだろうか。
それらもすごく良かったと同時に
実際に自分が何を求めているかを知るには
自分の体に聞いていくことが一番なんだと
毎回思う。
ふと、カメラロールが上がってきた。
昨年のIHクラスの生徒さんたちの表情だった。
薬局で思わずしゃがみ込んでしまった時の私のように
ふとしたメッセージで自分自身が見ないようにしてきたことが
浮上して、直面せざるをえない彼女たちを見させてもらった。
今その彼女たちは、すでに沢山のIHセッションを他の方にして
私の知らない方が自分と対峙することをサポートする活動をしている。
世の中が、
「私がサポートするには何ができる?」
こういう立ち位置でいたら、
どれだけの人が
自分の生きる道をまっすぐに生きていくだろうか。
そして、
どれだけの人が誰かにサポートを得ながら
I Hでそれを実現し自分を大切にしながら生きようと
思えているだろうか?
自分と対峙するって深い。
そんなことを今日も八味地黄丸をグイッと飲みながら
思って時差ぼけをどうにかしようと思っています。
そして、
IHにご興味がある方は今週末に少人数で特別講座を開きます。
是非お越しくださいませ。
モノクロから虹色へ
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