原点はWant

ロサンゼルスで、10月の末から始まったインテグレイティッド・ヒーリングの講習会。
一昨日、最終日を迎えました。
私は、前半参加をし、後半は全部スタッフに任せて家族と共に過ごしました。
今年で7年目。
実は、今年の開催は中止にしようかと考えていた時期がありました。
そんなに遠くない7月の話。
私自身が子育てに没頭して、仕事まで手が回らなくなったというのが現実でした。
蓋を開けてみたら、今回の講習会への参加の希望が2名。
いつもだったら、この時期すでに10数名は入っているはずなのに、どうしたんだろう。
講習会への参加を希望していた方に連絡をするものの、みんな日程が合わないので
次回に、、、という返答。
一度マチルダの飛行機をキャンセルし、
この講習会自体をキャンセルすることを考えました。
相談をすれば
『今が一番手がかかるし忙しい時。子育てをしているんだから、仕方がないわよ』
『一年見送ったところで、いつだってできるよ』
というアドバイスをもらいました。
そうなのかもしれないなあと半ば押され気味の中、
それでも、現実的に私の中で、子供を誰かに預けて仕事をするという気持ちにはなれなかったので、キャンセルの方向で行こうと思い、参加を希望してくださっていた2名に連絡を取りました。
すると、そのうちの一人の女性から
すごく楽しみにしている様子と、飛行機もホテルもすでに予約をした様子を伝えられ
『どうか、講習会が開催されますように』
という言葉で締めくくられたメイルをもらいました。
講習会を決行するにあたって、参加者が2名では、どんなにあがいても無理。
南アフリカからくるマチルダの飛行機代すら出せない。
でも、その女性の熱い想いを読んで、私の中でカタンと腹が据わった感じがしました。
そこから
いろんな人にお願いをし、蓋を開けたら講習会は総勢24名が集まることになりました。
最終日の今日、私は彼女がどんな変貌を遂げたかをみたくて、ロスに足を運びました。
彼女は、初日よりも愕然と軽く明るい感じになっていました。
もともと暗かったわけではないですが、
もっと彼女の子供らしい部分、無邪気な部分が出てきている感じがしたのです。
こうやって無邪気さが出ているときは、心から安心して自分とつながっているとき。
女性が幾つになっても子供らしい、無邪気さを携えている姿は可愛らしいものです。
男性が子供らしさを携えると、愛おしさが増すように。
そんな彼女が教えてくれました。
『昨日、すべてが、もう子供時代からの全てのいろんなことが繋がって、
大きなセッションだったんです。
色々なセラピーやワークを受けてきましたけど、三本の指に入るぐらい深い素晴らしいセッションだったんです。本当に来てよかった!!!』
彼女の講習会を開催して欲しいという「want」 が私を揺さぶり動かし、
そして、会場を見渡すとクラスは20名以上の人で溢れている。
参加者のそれぞれが涙を流し、
自分にインストールされたプログラムを外して本来の自分に繋がり戻っていく。
一人が癒されると、その周りも同時に癒されるというけれど、
彼女の希望が、これだけの人に癒しの機会を与えたのだと思うと、
私は、人の『こうしたい!』っていう気持ちって本当に本当に大きくて、何よりも先で
それがあることで物事って動くんだなあと。
『これが欲しい!』
そう希望を出して、
『ありがとう!』
と、心全部で受け取る。
なんて清々しいエネルギーの流れだろうか。
そんなシンプルなことなのに、
「ワガママだ」
とか