愛を循環させる為に相手の愛を知る

赤ちゃんが、つかまり立ちをするようになって、
食器を洗っている私の足につかまって立つのが、あまりにも可愛いすぎる毎日。
赤ちゃんは、アンドリューと2ヶ月前よりも
もっとコミュニケーションが取れるようになって
二人でよく遊んでいる。
お風呂場、私が料理をしている時、私がマツエクに行っている時など。
赤ちゃんが彼の背中につかまって立ち上がった時、アンドリューがボソッと言った。
『久しぶりにこういう風にスイートに触られたな。この感覚、今、なくて寂しいよ』
あまりの心から自然と出た声だったので、聞いてる私はギクリとした。
毎日の忙しさに、私の何かをしてあげるキャパシティは限界スレスレだった。
それでもその忙しさは、赤ちゃんの可愛さという甘さでコーティングされていた。
そして、アンドリューに対して、私自身が盲目であった感が否めない。
何に対して盲目だったかというと、
アンドリューの【ラブタンク】に対して盲目だったということだ。
【ラブタンク】とは、全員が心に持っているラブを貯めるタンク。