心配しなくていいことに心配しなくていい
今週の火曜日に、Perinatologyという超音波検査の専門家へ行ってきました。
前回の胎盤の位置を確認してから4週間後ということで、
そこから毎日、
赤ちゃんに一緒に出産体験しようね、って話しかけながら願っていたけど、
どこかで、何がきても大丈夫という気持ちもあって、穏やかに向かいました。
お腹の上から超音波を載せると
『赤ちゃんの頭で胎盤が見えないわね』と専門家が言いながら、
それでも赤ちゃんの心臓の動きや、腎臓の中のオシッコを見たり
彼女の指を眺めたり。
本当に自分の体の中にもう一人の人間が存在していることが、不思議で仕方がなく
じっとモニターを見つめていました。
そして、『うん、やっぱり頭が動かないから、膣の方から入れて見て見ましょう』
そう言われて、妊娠の初期に行ったように、膣から超音波の棒を入れてみることに。
いやーびっくり。
子宮口(cervix)の存在は知っていても、それを超音波を通じてみると、
がっちり、ちゃんと閉じていて、自分の子宮がお花のつぼみに見えて、
あ、このつぼみ(cervix)が開くと、赤ちゃんが出てくるんだ〜!!!
と人体の素晴らしさに感動をしていました。
それにしても、こんな大きな赤ちゃんがいて、そこに水も入っているのに、
この子宮口のこの部分だけでがっちりその栓をしているって、
どれだけ子宮口って口が固いんだろう。。。。
そんなことにも感心をしてました。
その間、アンドリューが超音波の技師の人と話をしていました。
『前回の時には0.5センチだったんだ。
ドクターからはミラクルナンバー2㌢だと言われているんだよ。
2センチ以上だったら、問題なく生まれるからって。』
技師の女性は
『オッケーじゃあ、測って見ましょう』と。
私は、
赤ちゃんの頭がすぐ近くに見えることも私にはとても嬉しくて、
ずっと眺めていると、
『えっとね、1.8㌢よ』
ドラムロールなぞ、なんの前触れもなく、そういう技師に
一瞬、何を言っているのかわからず、アンドリューと目を合わせ、
『え?!今、なんて言った??』
と聞き直す私たち。
『1.8センチよ。後、0.2センチでミラクルに到達ね。
ここからまだまだお腹が大きくなっていくから、
2センチには余裕に達すると思うわよ。』
やったー!!!
っていうよりも、なぜか『でしょうねええ』っていう変な確信があった私たち。
でも、アンドリューが
『ちょっと待って、それって、
三倍以上にもうこの1ヶ月で移動したってことじゃないか〜!!!』
というのを皮切りに、
おおおおおおお〜!!!ミラクルううううううううううう!!!!
と叫ぶ私たち。
すると
『膣に棒を入れたままだから、まだ動かないでちょうだい』とたしなめられる。
あ、そうだった。
調子にのると、たしなめられるパターンは子供時代から変わらない。
でも、これは、祭りではないか。
本当に母が言う通り、命を扱っているのだから、人間の頭では予想できない。
はるかに人知を超えた流れというのがあるのだ。
その波に乗って、その時々に対処をしていくことが
今を生きるということなのかもしれない。
先を予想して、不安で対策を前もって練るのは、不安ベースの行動だから
ずっと不安がつきまとう。
でも、その時々に愛をもって、何があっても自分は大丈夫だって信じて愛ベースの行動を行なっていたら、きっと愛の中で生きられる。
あと、0.2センチ。
えいえいおー俺の胎盤!!!
オフィスを出た後、アンドリューが言った。
『俺たちって、心配しなくてもいいことに心配しちゃってたね。
信じることを選択することだよな〜。』
そうだね。信じよう。プロセスを。
そして、その時にできる精一杯を愛を持ってやっていこう。
心配する時って、正しさを選ぶ時。
信じる時って、愛を選ぶ時。
何度もなんどもこの工程を突きつけられるたびに思う。
愛を選択することの大切さを。
むふふ、俺の胎盤、えいえいおおおおおお〜!!!
モノクロから虹色へ