唯一の権利は去ること
(*先日のIHの基礎クラスの参加者の方のセッションの様子。本当に美しい。彼女のセッションでハートのチャクラの動きを感じた生徒さんもいらっしゃいました。ロサンゼルスでのIHの講習会は、11月にあります。参加ご希望の方はこちら!)
最近、読んだ研究ペーパーに
『女性は naggingすることが多い。それが男性が引く原因である』と
書いてありました。
ナギングとは、やかましく小言を言うというか
『何でやってくれないのよ』
『言ったじゃん。』
『本当に私の言ったこと聞いてなかったの?』
『何やっても中途半端なんだから』
そんな言葉でしょうか。
その中に書いてあって興味深かったのは
『確かに女性はマルチタスクで、一度頼まれたら、
その頼まれごとを自分のスケジュールの中にどう組み入れて、
相手のお願い事に答えるか・役に立とうかと考える動物である。
だから、それと同じことをしない男性を自分が価値のない人間として扱われる気分に
なるようだ。
それを伝える方法として使われるのがnaggingである。
これを言われている男性は、聞いたからと言って
そうだった、俺が悪かった!と思って彼女がいうことに従うことはほとんどない。
何故ならば、このnaggingをされるたびに、”自分はなんてできないやつなんだ?!”
と、恥を感じさせられるからである。
恥を感じるぐらいなら、声を聞くのをやめて他の部屋に移動して
自分の好きなことに没頭して違うことを考えて自尊心を取り戻すようにしようと努めるが、それを女性は、自分のいうことを聞いてくれないと勘違いし、後から、ずっとずっと同じことを言い続ける。
女性としては、自分の言うことを聞いてくれないと自分を大切にしてもらっていない木がするので、言い続けるが
一方で男性は、そのずっと言い続けられると、自分はずっと自分はダメなやつだと言い続けられているように捉えるので、聞くよりも逃げたり他のことをすることに没頭する。
そして、お互いに溝というものができていくのである。』
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ほほ〜なるほど。
確かに中学生時代に、私のnaggingはすでに始まっていたような気がする。
母親がnaggingする人だったかといえば、そうではない。
実際に彼女が父親にするところを聞いたことが一切ない。
ってことは、一体どこで学んだんだろう?
ともかく、
『本当に男子って何もやってくれないんだから。掃除をちゃんとやってよね。』
と言っていた気がする。
多分、不平等に感じたんだろう。自分だけが机も運んで、ホウキで掃除の時間内に終わらせようと一生懸命なのに、男子はホウキで野球ごっこをしているから。
さて、このnagging。
言ってみれば、自分の不満を言うことによって、相手にわかってもらおうと言う手段である。
エストロゲンのおかげで、この行間の意味を捉えることができるが、
エストロゲンが少ない男子にはなかなか通じない。
つまり、効果的ではないのだ。
そして、ふと思い出した一つの事例。
セックスセラピストに通っている時、ドクターが言った言葉がある。
『naggingをやめなさい。自分が惨めになるスパイラルにハマるから・・・。
もしも、男性の態度が自分が嫌だと思うのであれば、
その嫌だと言う感情を感じきった上で、どちらかの選択をしなさい。
その嫌な態度があるけど、好きだから一緒にいる
か
その嫌な態度があるから、愛しているけど、別れる
か
男性を変えようとするのをやめなさい。
もしもあなたが男性がnaggingしたことで、男性が変わッたとしたら、
その男性がManではなく、Boyになると言うこと。
つまりあなたにとって聞き分けのいい息子になった時よ。
男性をもっと尊重しなさい。
彼らがやりたいことをやらせなさい。
その上で、彼らがやりたいことが自分の幸せにとってベストでなければ、
あなたが唯一持っている権利は、『去ること』よ。
彼らを変えることではない。』
そんな中、一人の女性が
『永遠の愛を誓ったのに、彼は浮気をするの。
それに対して、どうしてnaggingをしたらいけないのかしら?!』
と憤りながら、ドクターに言いました。
そのドクターの返しがあまりにも納得をするものだったのです。
続く
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