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喋るカエル、おもろいやん。


上の漫画

左端:かえるが言う。”もしもキスをしてくれたら僕はハンサムな王子になるんだよ”

真ん中:”。。。。。。。”

右端:御姫さん”それよりも、喋るカエルの方がいいわ”

マチルダから何のコメントもなく送られて来たこの漫画。

クククと笑いながらも、深いなぁと思ってしまった。

自分がカエルに『僕とキスしたら、僕は王子様になるんだ!』って言われたら

その応答ってなんて言います???

私だったら『オッケーじゃあ、キスして王子様に戻れると良いね』ですよ。

そんな私のオートマチックな反応に切り込みを入れて来たこの漫画め、やるな〜

最近、色んなキネシオロジーのセッションの中で良く聞くのが

『彼に合わせて自分を押し殺して来た』

というもの。

『やっちゃうよねー』

と本当に良く分かる。

なぜかと言うと、

『相手の事を大切に思う=相手を自分よりも大切に扱う』

が通常になっているからだと思う。

私たちが一番初めに習う愛である『母親の愛』は、これが強い。

妊娠中も自分がなにを食べるかというよりも、

赤ちゃんにとって良いものをと考え始めた自分の変化に著しく驚いたのを覚えている。

全てが赤ちゃんにとって自分がなにをするのがベストか、、、という視点に変わっていった。

だから、自分よりも相手を優先させるのは愛の形の一つであることは間違いない。

ただ、

自分で生きて行けない【赤ちゃん】と【大人になった男性】を同じにするのは

違うという事に気付かないといけないと思う。

男性は、何も出来ない赤ちゃんではない。

逆に女性を喜ばせる事に必死になる全く違う形の愛を求めている生き物である。

つまり、自分を喜ばせる事をしたい、守りたいと思っているのであれば

慣れ親しんだ母親の愛とは違った、大人の新しい形の愛を学ぶ必要があるようだ。

【女】性が【喜】ぶ事によって、男性は【嬉】しいと言う感情を感じる事が出来る。

と言う事は、、、だ。

自分の感情を大切にする事が、新しい愛の形なのだとしたら?

その自分の感情を後回しにして、上のカエルの気持ちを考慮して

『このカエルにキスをしたら、王子様になれるのね。人間の体に戻りたいのね。

 じゃあ、私はカエルにキスをするのは気持ち悪いけど犠牲となってキスをして

 人間に戻してあげるわ』

なんて、シナリオがあったら

あとから、王子様が自分の為に何かをしなくなった時に

『あの時、カエルから人間にしてあげたのに』

とブツクサ言いそうだ。

彼の為にキスをするのではなく、自分はどうしたいかと考えて

『喋るカエル、おもろいやん』と思ってそのままにしておくなら

もしかしたらカエルのままでも、お喋りしていつもケラケラ笑う女の子のカオを見ている方が嬉しかったりするのかもしれない。(あくまでも、私の妄想)

ただ、本来の話を知らないが

この上の漫画だけを見ると『君がキスをしたら、ハンサムな王子様になれるんだよ』という男性ってなんか、ちょっと危ないなーって思う。

いつでも、これが欲しいならこうしてくれっていう交換条件を出す関係性って

契約みたいで息苦しそう。

その交換条件に相手の事を思って促されやすいが、

その時に、自分がどうしたいかを一旦止まって考えてみる事って大切だなーっと。

さて、

『喋るカエルの方がオモロいわ』

そんな風に自分の気持ちに向き合える自己愛の余裕さ。

(と私はこの漫画から受け取った)

他人を喜ばせる事を一生懸命して来た私には未知の領域だったけど

この3コマ漫画を見た時に、なるほどねと。

アンドリューが言った言葉が今でも印象的である。

I want you to know that love you so much. I care about you.

(君の事をとても愛していると君には知っていて欲しい。君の事を大切に思うよ)

and also I love myself.

(そして、同じく自分の事も僕は愛している)

So when I say No, It doesn't mean I don't love you or care about you.

It means Not right now.

(だから、僕がノーと言った時、それは君の事を愛していないとか大切に思っていないという事ではないんだ。ただ、今は出来ないということなんだ。)

これをしている人が一緒の空間にいる事で、私も少しずつ自分を愛しながら

相手を愛する形という新しい形式を学んでいる。

喋るカエル、オモロいやん。

私のアファーメーションになりそうです。

モノクロから虹色へ

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