本当の舞台裏


最近、中毒者の方がセッションにいらっしゃる事が続きました。

アルコール中毒、セックス中毒、ドラッグ中毒、サイバー中毒。

ほとんどの方が、サイコセラピストに行き、

それなりのセッションを受けた後

風の噂で私の所にIHを受けに来るというパターンが多いです。

それぞれがサイコセラピストの所で、

どうして中毒になったのか?という事を探しているようです。

だから私の所で

『目の前で友人が射殺されるのを見たんだ。それで、、、、』

とか

『父親が暴力を震うのを見た時から、、、』

とか

『幼い時にレイプをされたんだ。だから、、、、』

とか

本当にココロがいたくなる経験を沢山した上で、この中毒症の原因はそれに違いないと

いうストーリーをもって、そんなお話をシェアしてくれます。

病名が分かるとホッとする様に、原因が分かるとどこかで安心するのかもしれない。

でも、病名が分かったからと言って、病気がその瞬間に消えてなくなる事はなくて。

今回もその様なケースがありました。

アルコール中毒の男性です。視点があわず、手が震えていました。

彼の魂は何を求めてここにきたのだろう。

そんな風に思ってセッションスタートです。

『僕の友人が目の前で殺されたんだ。

 今でも、彼の彼女の悲鳴声が僕の耳に残っている。

 カオをボコボコに金属バットで殴られて。

 僕がアルコール中毒になったのはそれが原因なんだ。』

英語で早口で話す彼の言葉を聞きながら、筋肉に集中をします。

話を聞くだけで、ココロが痛い。

ただ、、、、

うんともすんとも言わない筋肉。

『えっとね、カラダがそれに全く反応をしないので、

 アルコール中毒について別の視点から問題点を話してもらえますか?』

すると、一瞬立ち止まって、困惑した表情を出します。

多分、アルコール中毒について、この友人の悲劇のお話を色々なセラピーでされてきたのでしょう。

でも、そこではない、他の原因は?と言われて困惑するのは理解が出来ます。

ただ、潜在意識がそこではないと言う限り、私は他を探すしかありません。

彼が分からないといった風なので彼のカラダに聞くと

『クリスチャン』という宗教のワードが出て来ました。

そこから、先ほどに無かった部屋の重さが漂います。

『僕の家族はキリスト教で、深く信仰をしている。

 だから、ゲイも許さないし、型通りで生きる事を求めているんだ。

 正しい事をしないと、地獄に行くと本気で信じているんだ。』

そこに彼の筋肉が反応をします。

『あなたはキリスト教を深く信仰をしていますか?』

そう聞くと

『いや、僕はしていない。

 だって、もしも本当に神がいるのであれば、どうして友人が目の前で殺されるんだ?

 神がいるなら、どうして?』

彼がそう言った瞬間に筋肉が大きく反応を示しました。

『ご友人が殺されたとき、神を責めたあなたは本当はどう感じてたのですか?』

『神なんてくそくらえって思ったさ』

『ううん。”あなた”は、どう感じましたか?』

『怒りだよ』

『その怒りの下には?』

『悲しみさ』

『その悲しみの下には?』

『。。。。。。。。』

筋肉が反応を示さないので、もう一度聞きました。

『あなたのその悲しみの下には何があるのですか?』

『hopeless/helpless. I couldn't help them. I was useless. 』

そう言うと、彼の目から一筋の涙が出ました。筋肉もクリアに反応を示しました。

自分を責め続けている。役立たない自分だと。

その自責の念から解放される為に、

彼はアルコールという手段を使ってたのかもしれません。

インテグレイティッドヒーリングのマチルダが言った事がありました。

『その時に起きた現象が問題ではない。

 そこでその人がどう感じたのか、どう捉えたのかがココロに傷となって残るのよ。』

自分を責める事。

これは、究極にヒドイ自分へのイジメです。

だって、

他人から責められる事すら、

ココロがポッキリ折れて、立ち上がるのに時間がかかるのに、

いつも一心同体で、そばにいる自分に24時間責められ続けたら、

ココロが折れるどころか、逃げたくなる心境だと思います。

逃げるてっとり早い方法は、アルコール。

男性にとってお酒を飲む事は自分の女性性とつながる事だから。

男性がお酒を飲む時には自分のフィーリングにつながる事だから。

お酒を飲む度にきっと彼の魂は『辛かったんだ』と叫んでいたのかもしれない。

震えていた手がゆっくりと止まり始めたのは

彼が自分を責めるパターンに気付いた時でした。

モノクロから虹色へ

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