目の前に見える症状の裏側に
目の前に見える症状の裏側に、本当はカラダが伝えようとしている事ってあるな〜と思った
セッションでした。
この日は一人、ヨーロッパからお客様が来ました。
事故を起こしてから、体調不良に悩まされているらしいのです。
『私、事故を起こしてからおかしいの。
脳の左右も統合されていないし
私もアッセンブリッジポイント(胸にある人とつながる穴)もズレている気がする。
甲状腺だって、変なのよ。
調べていたら、Integrated healing (IH)でそれらを治す事が出来るのね。
医者に行っても取り合ってくれないの。
だから、あなたのセッションに行くわ。』
そう言ってお越し下さったクライアントさん。
IHでは、まずカラダに今日は何についてワークをするのか?という事を聞きます。
彼女としては、脳の統合や、アッセンブリッジポイントや、甲状腺などをワークして欲しいと言う。
ずっとずっと、どれだけ辛いのかをお話しするけど、何もカラダが反応をしない。
こういう時、本当にちょっと戸惑いながらも
『ごめん、カラダがそれについてやるって言う事を言わないのよ』
と伝えるのは心苦しいです。きっとそれで悩んできてくれたのだと思うから。
『でも、もしもそれらが全て良くなったら、どういう風になりたい??』
すると、彼女が『あのね、私、赤ちゃんが欲しいのよ』
そこでカラダが反応。
こういう時、いつも思うんです。
私たちは、欲しいと思っている目の前の事ではなく、
もっともっと大きな所をカラダはいつも見ているんだと。
彼女の目標が『私はエクスタシーを感じるbirth の為にカラダを準備します』
と決まりました。
『エクスタシー。』
なんど聞いてもエクスタシーだとカラダが言うんです。(正確には筋肉が反応をする)
子宮のクラスを教える時に、『呼吸」の日にいつも伝えます。
私たち女性のカラダはエクスタシーを感じる様に神経が配列されている。
彼女の人生が、これからは快楽を生み出す事に向かって生きようとしているんだと、内心私は感動をしていました。
そして、彼女のカラダが選んだ修正法は、
甲状腺でもなく、脳の統合でもなく、魂の統合でもなく、アッセンブリッジポイントでもない。
(全て深いヒーリングのプロトコルですが)
インナーチャイルドが出て来ました。
ここでも戸惑う私。
本人がしたいって思っているプロトコルがことごとく外れる。
『あの、インナーチャイルドが出て来たの』
そう伝えると、『オーマイガー。私、今、インナーチャイルドのワークをしているのよ』
その彼女は心理セラピスト。
自分の知っている中でのインナーチャイルドのワークをして来たんだと思います。
頭が賢く、自分を分析する能力が高い彼女。
私もおしゃべりですが、なにか筋肉からのメッセージが出る度に、ずっと分析して喋っています。
彼女:
甲状腺が悪いと思うのは、事故にあってから体重が15㌔増えたの。
インナーチャイルドから、かんしゃくを起こすって言うのが出て来たのね。
ふむふむ。私がかんしゃくを起こすのは、、、、
言いたい事を、聞いてもらえなかったときかしら。(違うと筋肉の反応を見て私が答える)
言っても理解してもらえなかったときかしら。(違うと筋肉の反応を見て私が答える)
母に愛してもらえなかったときかしら。(違うと筋肉の反応を見て私が答える)
母から愛の言葉をもらえなかったときかしら。(違うと筋肉の反応を見て私が答える)
分からないわ。
(自嘲的に笑って)食べ物を与えてもらえなかったときかしら?
私:筋肉がそれに反応をするわ。
彼女:分かった!私が母とつながっている唯一のときは、私が彼女と食事を一緒にしているときだったの。なるほどね〜
そんな風に、自己分析が続いて行きました。
ずっとずっと頭で考えている。きっとこうやって彼女は自分を分析して考えて生きて来たんだろう。
でも、何の為に。。。。
そして、ふと、ひと言、インナーチャイルドからのメッセージが筋肉を通じて来た時、
ずっと喋りっぱなしだった彼女がひと言も発しなくなりました。
『あなたに頼ってゴメンナサイ』
『リスクを持って。それが失敗しようとも成功しようとも』
沈黙が過ぎ、彼女の目から涙が頬をつたり、その涙が乾き始めた時に彼女が言いました。
私がずっと、母親の母親役をしてきたから。
母親を自分が支えないとと、一杯考えて生きて来た。
でも、もう、自分の人生を生きていいのね。
どんなに頭が良くても、知識では計り知れないココロの奥の部分がある。
こういう瞬間を見る度に、
潜在意識を通じてのヒーリングである Integrated Healingって凄いと思うのです。
そう、私たちは自分の人生を生きていい。エクスタシーを感じながら生きて良い。
その準備をしていこうよ。
みなさんは人生にエクスタシーを感じて生きていますか?
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