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比較する事の愚かさ


前回のブログのクライアントさんの後、

次のクライアントさんもまた『膣に感覚がない』人でした。

こんなに同じケースが続くんだって思っていましたが、

全く違うケースでした。

彼女は25歳。

とっても美しくて、笑顔がチャーミングな女性です。

『どうしましたか?』

と聞くと

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えっと、膣に感覚がないんです。

触られても、感覚無いんです。

色々調べていたら、マヤ文明マッサージというのがあると聞いて。

骨盤神経をマッサージで回復出来るかもしれないって思って。

少しでもエネルギーがつながれば良いと思って来たんです。

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IHのセッションの興味深いところは

思い出さなくてもよい思い出をわざわざ取り出さない事です。

でも、思い出さないとイケナイ事は

目の前に出して来ます。

彼女の場合は、年齢退行で18歳が出ました。

18歳の時に何かありましたか?

彼女は一瞬、固まりました。

部屋の空気が一気に重くなって、

これは、なにか苦しい思いになりそうだと大きく呼吸をしました。

大きな青い目からぽろぽろと涙が流れて、

彼女がお話しするまで待ちました。

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実は、18歳の時に手術をしました。

彼氏にアダルトビデオを見せられて、

『お前の膣と、この女性の膣は形が違うね』

と彼が言いました。

アダルトビデオに出ている女性の膣が『正しい』形なのだと思い、

そう言う形をしていない自分を恥ずかしく思いました。

それから

色々なアダルトビデオを見て比べると

自分のは本当に形が醜い気がして。

で、お金を貯めて整形手術をしたんです。

膣の形を可愛くにする為に。

膣の形は、アダルトビデオに出ている女性と同じ形になりました。

でも、切ってから私はまったく感じる事が出来なくなりました。

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怒りしか湧いて来ませんでした。

彼女のセッションなのに、私が気付いたら、泣いていました。

悔しくて悔しくて。

その医者を呼んでこい!

お金の為だったら何をしても良いのか?

彼女の本当の望みをちゃんと聞いたのか?

単に彼女は『きみのも美しいよ』っていって欲しかっただけじゃないか!可愛い形ってなんだ!誰が決めたんだ!

その彼氏を呼んでこい!

こんなに大切な部分を見させてもらっているンだから、

他のと比べるなよ!

自分だって自分の性器について何か言われたらイヤでしょ?!

悔しい、悔しい、悔しい、悔しい。

ふざけんな!!!

そう言う思いが止まらなくて、

一瞬、彼女の筋肉が読めなくなりました。

でも、彼女の立場に立った時、

誰も教えてくれなかったよな。。。と。

私は、自分で色んなワークショップに行って

色んな女性の性器を見せてもらいました。

こんなにも違うのか?!と、正直驚きました。

だから、知っています。

DNAによって様々な形があることを。

鼻の形だって大きかったり、小さかったり、団子だったり魔女だったり、唇だって違う。

性器だって同じです。

知識がないと言う事は

こんなにも簡単に自分のカラダに疑いをもつ事を許してしまうのか

そう考えると

沢山の人に私が知っている知識をシェアして行きたい。

知識が合ったら、

偏見をしている人に対して『違うんだよ』

と教えてあげる事が出来る。

さて、気を取戻して彼女のカラダに集中。

彼女の修正が『迷走神経』を整えるでした。

骨盤神経と同じく迷走神経も、両方とも膣が最終終着点。

彼女にマッサージの方法をお伝えして、

神経の回復を図るといっていました。

自分を癒す行程へ。

自分のお腹をなでながら泣いていました。

カラダは、何をされても文句を言わずに

その人のベストになる方法を探してくれる。

なんて、可愛い奴なんだ。

何も変える必要はない。

もうそのままで十分なのだから!

モノクロから虹色へ

*イラストはYAGIさんから借りました。

Saturday, April 9, 2016

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