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誰が憑依したのか?

土曜日は日本語学校に行く日だ。


今年から次女も日本語学校の幼稚園に通い始めるので、先生からのお知らせが二つくる。


自分のことすらままならないのに、子供の連絡内容を理解し、彼女たちの準備をお手伝いするのが

めんどくさいと思うのは私だけだろうか??


年長になった長女のカバンの中に


「雨にも負けず」の文章が入っていたのを見つけた先週、


(え?幼稚園生がアメニモマケズやるの??)と驚いたほど。


とにかく日本語学校側の意欲を感じる。


なので、怠け者の私も、よっこらせと重い腰をあげて

荷物点検をする。


クレヨンもった。

おやつ持った。

水筒持った。

名前はった。

宿題もやった。

ファイルにも名前を貼った。



それを次女が背中に背負って、車に乗る姿を微笑ましくみた私。


よし、出発時間ギリギリだけど、家を出たぞ。



ここまでの間2時間、朝起きて、お洋服を自分で選び着替えてるサポートをし、

髪型をうさぎにしたいというので、ない知恵を絞ってうさぎっぽくした。

そして、朝ごはんを作り、おやつのフルーツを詰め、ご飯を食べさせ、お薬を飲ませている。


帰り道に食べさせようと思った、チョコレートマフィンを二つジップロックに入れ

車に乗って、出発。


5分前には到着。


いいじゃないか。


間に合うじゃないか、よくやったじゃないか、私。


そう思って車を走らせて20分後。


なんか分からないけど嫌な感覚が私の体を覆った。


信号待ちで、後ろの席を見る。


(あれ?次女のリュックはあるけど、長女のバッグはどこ?)


と気づき、長女に聞く。



長女は「I don’t know. Maybe at home 」と言った。



こういう時の英語での話し方が、ふてぶてしいと感じるのは私だけだろうか・


「アイドンノーじゃないやろ!どうして置いてきたの!!!!」


と冷たい怒り声が車内をキンキンに冷やす。


「じゃあ、今から戻る?』という提案も頭にくる。


「あのねええええええ〜!!!!!」


と止まらない。



「しかも、靴は?靴は履いてきたの???」と聞くと


靴下だけの足を見せる。



「もうさあああああーーーーーー!!!!!」


と私の沸点はとうに突っ切って、ぐつぐつ煮えたぎっている。



わかってる。

怒ったってどうしようもないことを。


わかってる。

まだ5歳児だっていうことを。



でも、止まらない。


ちょっと、ここまでの努力の過程を考えてよ。


朝から、机に座って次女と宿題をやる私を。


3歳児が一人で食べられるものを昨日から考えてお弁当に詰める私を。


5歳児のフルーツが切れてスーパーに走りに行く私を。


それを全部台無しにしたような気分になったのだ。



そして、鬼の一言。


「3歳児にできて、なぜ5歳児ができない。

 自分のもんぐらい、自分で持っていくことできるやろが!」


その瞬間、神の声の如く、アンドリューから電話が。


その朝のアンドリューは救急医療に行っていたので、私は一人で朝を切り盛りしていた。



「どうよ。」

というアンドリューに


「今、憤慨中ですけど。」


「どうした?」


「3歳児が自分のバッグを持ってきてるのに、お宅の5歳児は自分のバッグも持って来なけりゃ

 靴すら履いてこない。どういうことですか?」


と車のスピーカーで言った。



パパの声を聞いた長女。ギャン泣き。

きっとほっとしたんだろう。甘えられる人が登場したことで。


パパは、

「いずみ。君は、長女を辱めにあわせているのはわかっているよな。

 辱めたところで、誰の役にも立たない。むしろ、その子の自尊心をメチャクチャにすることはわかっているだろう。

 10年後、セラピーの椅子に座ることになるぞ。」


と言った。



わかってる。

わかってる。


姉妹での比較なんて今までしたことがない。

一度も。


でも今日っつー今日は、止まらない。


パパと話してる長女。


パパが言った。

「今日の忘れ物は世界が終わったわけじゃない。大したことはないんだ。

 その代わり、今日の忘れ物で君が学んだことはなんだ?」



いいこと言うじゃん。



と思うと同時に、


あーそうやって甘やかして


と思う私もいた。



そして、車から降りて、緊急用の長靴(晴天ですけど)を履かせて学校に行くと、パパ登場。


「ちょうど帰り道だから寄ったんだ」とのこと。


次女をパパにお願いをして、

長女の手を掴んで、私は年長組に行った。


園児が並んでいたところに


「先生、すみません。今日、宿題も全部済ませて、持ち物も全部持ったんですけど。。。」というと


「あ、全部玄関に置いてきたパターンですね」という先生。



「何も持ってこず、ご迷惑をおかけすると思うのですが、よろしくお願いします」


とお願いをしてきた。



次女を送り出したパパと車に向かって歩く途中、


「あのさ、いずみ、さっき、誰にハイジャックされたの??」と

アンドリューがきいた。


「だって、あの話し方は最善じゃないことぐらいわかっているだろう?

 キミらしくない。

 母親?父親?兄妹?先生?誰がキミに乗り移ったんだ?」


と。


図星。


あーちくしょー


姉妹の比較なんて絶対にしない私だったのに。



アンドリューに心から真摯に長女と話し合えと言われる。


「きっと憑依して、誰かが出てくるから、陪審員がいた方がいいと思う。」


と私が言ったら


「じゃあ、家族会議だな。次女も入れてやろう。

 次女も、その場にいたから、きっとその憑依を見て影響を受けているだろうから」


と。



ああー悔しい。


自分にガッカリ。


学校が終わって帰ってきた長女は、ケロリとしていた。



「ママ、さっきめっちゃ怒ってたねー」だって。



でも、アンドリューが憑依してたと言う指摘をされたから

気持ちは落ち着いてた。


「あのママ、やばかったよね」


そう返答をした。


あー帰ったら、家族会議の前に、IHのセッションをやっておこう。。。。。






続く



モノクロから虹色へ








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