母のふくらはぎ
7月3日から21日までの約3週日本に帰国。
新しい環境で会ったことも覚えていない大人に囲まれながら
娘たちは必死に自分の気持ちをなだめるかのように
携帯のYouTubeを見ていました。
その食いつき用は、いつもの彼女たちとはちょっと違う感じ。
私は親の心を読みました。
「せっかくこっちにきて、いらっしゃいって思っているのに
なに、携帯電話に夢中になっているのよ。
まったく可愛くない子たちね。」
そんな風に言われているんじゃないかと案じる気持ち。
何も言われていないけど、でも何を思っているのかを予想して
ちゃんと動くこと。
それが出来る大人。
そんな昔の私がとっさに出てきて、
あまりにも自然にその行動をしている自分にびっくりしながらも
「ちょっと今、戸惑って携帯を見てるけど
数日経ったら、この環境に慣れるから」
と弁護しながら、私は子供達をお風呂に入れて寝かしつけました。
朝5時。
時差ぼけの娘たちは元気よく目を覚まし、
「ママ、遊ぼうよ」と言い出しました。
隣りでは父母が寝ている。
そーっと、布団を抜け出して、少し歩いてみる。