性教育について
(*先日行った女性だけのムーンサークルの準備の写真。笑えるし、泣けますよ、女性が集まって話すって)
性教育ってなんだろう。
視聴覚室に男女別に集められて、卵子と精子が繋がる映像を見て終わった。
ナプキンの存在も
ナプキン用バッグの存在も
タンポンの存在もみんな後からどこかで知った。
タンポンをしてる女子はイケてると言う感覚もあった。
男の子と何かをすることは、イケナイ事をしてる気がした。
男の子と二人で手を繋いで下校してる女子を
みてはいけないものを見た気がした。
男子と仲良くやってる子を私は、水戸黄門を見てる感じだった。
男女が付き合うことはお決まりとして知ってる。
でも、自分が実際にそこに入るよりも傍観者として、見てる感じ。
生理がきて、生理がこない日もあって、腰が痛い時もあれば、恥骨が割れるようにビリビリする日もあった。
ただ、こたつで体を丸めて過ごすしか対処法を姉を見て知った。
バファリンを飲んでる女子をかっこいいとも思った。
生理がなかなかこなくて、自分は何かおかしいんじゃないかと産婦人科に一人で行った。
ヨボヨボのオジさんが出てきて、脱脂綿を膣に突っ込んだ。
そしたら、生理の血が出てきた。
なぜか?と聞きたかったけど
知らないけど来たからいいじゃんって言う雰囲気で言葉を飲み込んだ。
また生理がこない月が続いて、ホルモン剤を処方され
飲み始めたら、頭がぼーっとして、太り始めた。
どんどんと丸みを帯びて行く自分の体に驚きと恥ずかしさを感じながら
いつもダイエットばかりを考えていた。
でも23歳になったら、自然と体は大人っぽいカーブを描くのだと先輩に言われて
23歳になるを心待ちにまった。
24歳になって、本格的に男性とお付き合いを始めたら
ホルモンの波に飲まれて、自分を失った。
10代のホルモンの荒波もすごいけど
20代前半のホルモンの荒波も半端なかった。
そして、荒波にだいぶ揉まれて、海岸に打ちひしがれた状態になった。
失恋というものを初めて経験した。
恋というものがどういうものか、
男性との関わりがどういうものか
自分を大切にするとはどういうことなのか、
自分が愛される存在であるとは何をもっていうのか、
自分を大事にしてもらうとはどういうことか、
無知のまま、私は、ホルモンの「オオシケ」のなか飛び込んでいき自爆した。
そういえば、以前
シンガポールで人を愛することについての教育と取り入れたとテレビで報じてた時、
ナレーターやパネラーが
「そんなバカことを教える時代にならなければいけないほどになったのね」
といい、
本当は恋をすることは自然に起こり、自然に理解して、自然に出ていて行くものだと言ってた。
性教育というのは、
生理のことだけじゃなくて、
子宮を大事にする方法も
女性という性を知る事も
ホルモンの波にうまく乗る方法も
男性との関わり方も
不健康な男性を見分ける方法も
自分を愛でることも
愛される自分を知ることも
全部が性教育なんじゃないかなあ。
私は、女性とはどういう生き物かを学ぶことを30歳になって
ドクターパットに出会うまで知らなかった。
どういうケアを女性の体は必要としてるのか
南米で、マヤ文明マッサージをジャングルで学ぶまで知らなかった。
女性と男性がどう違うのか、アリソンから学ぶまで全く見当もつかなかった。
だから、今、少しずつその内容を動画にまとめてシェアできるように
子育ての合間の時間を見つけて
優秀なスタッフと話し合っています。
性教育は、生理がきてから学ぶもんじゃないのだと思う。
それよりもさ、
性教育は、毎日の至る所で蔓延ってるのがいいんじゃないかと思うんです。
モノクロから虹色へ
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