思い通りにいかない日

なんだか思い通りにいかないことが続いた日。

娘が

「マミーパパ、妖精の羽根が欲しいの。」と言ったのは先週のこと。

「どうして？」

と聞くと

「その羽根で、アリゾナに飛んで、お友達に会いたいから」

そう、彼女が仲良くしていたお友達がアリゾナに引っ越してしまった。

引っ越す前に、

日本に7月に帰ることを家族で話していた。

7月4日は独立記念日だから、サンディエゴに戻ってくるというのを聞いて

であれば、それに合わせて誕生日会を開くよ！来れるかい？

そうアンドリューが言って始まった誕生日会。

久しぶりに会える友達に胸を膨らませていた娘。

そして、その娘が喜ぶために奔走するパパ。

そんな毎日を過ごしていたとき、

アンドリューから

「なんか、お腹をパンチされた気持ちがするんだ」と言って

一通のメッセージを見せてくれました。

それは、そのお友達のお母さんから。

「こんにちは！悲しいことに、誕生日会は家族の用事があって、いけないの。

　でも、翌日が空いているなら、会えるわ。」

とのこと。

いやいや、翌日は日本に発つって言ってたのに。

あんなに何度も、「絶対にいくよ」と言っていたのに。

身体中がショックで私は心をパンチされた気持ち。

「電話する」

そう言って立ち上がるとアンドリューに

「電話して、何をいうんだ？相手を罪悪感にさせるのか？」と。

「でも、はーい、オッケーなんて言えないよ。

　私の気持ちをシェアしないと。」

「その前に、僕は、君が君自身の過去の傷から反応をしている気がする。

　そこを見てからの方がいいんじゃないのか？」

そして、ワークが始まりました。

そう。相手には相手の事情がある。

どんな形のメッセージであっても、相手は別の選択をする権利がある。

娘がすごく楽しみにしていること。

その気持ちが踏みにじられたこと。

違うか、

違う。

その彼女の気持ちと、同じ温度感で相手がいなかったこと。

約束をしたことを心から信じて、その言葉に沿って行動をしていたけど

相手にとっては、そんなに思いを込めて言った言葉ではなかったこと。

娘が取るに足りない存在として扱われた（感じがした）こと。

そう話していくとアンドリューが

「娘がっていうのは、君のことか？」と。

お友達、親友、彼氏、親、先生。

その言葉を信じて、行動して、蓋を開けたら、一人でバカを見た瞬間。

そんなのは何度もあった。

何度、同じように扱われるのだ？

と思い、

人から距離を置いた事もあった。

でも距離を置いたからと言って、自分が格別に幸せになったかといえば、ならなかった。

これを頑張ったら、買ってあげると言われて頑張ったけど、買ってもらえなかった事。

これを我慢したら、サンタが来ると信じて、何も枕元になかった12月26日。

あなたを信じて待ったら、一緒になれると信じた日。そんな日は来なかった。

一生、友達ねと言って交換日記を始めたのに、いつの間にかその子にいじめられる事になったあの日。

相手にとってはとても小さな事。

でも自分にとってはとても大きな事。

傷つくという選択肢の代わりに、何が他にあるだろう。

傷つくという落とし所の代わりに、どんな着地点であれば、私はパワフルな存在でいられるのだろう？

少し考えてアンドリューが言った。

『君が、そこまで他人を思い信じる気持ちを僕は美しいと思う。』

ハッとした。

私は裏切られたのでなく、信じたのだ。

私は信じた。そして、信じたけど、叶わなかった。

ただ、それだけの事でしかない。

裏切られた、傷つけられたはドラマの入り口。

いつもワークで言われる。

You may get it or may not.

手に入るかもしれないし、手に入らないかもしれない。

でも、私は誰かを信じることが出来る人間なのだ。

それで十分ではないだろうか？

それって、すごくパワフルな私ではないだろうか。

信じて、感動したり、つながったり、喜びや感謝を感じた事もいっぱいある。

だから、大丈夫。

娘よ、それだけ誰かのことを愛おしく思い、会いたいと思う気持ちは

本当に美しく、それが同じタイムラインに叶わない時もある。

でも、あなたが誰かを恋しく思う気持ちは

とても美しい。

だから、羽根を背中に飛び続けていこう。

会える日が来るといいね。

そう伝えよう。

いつだって、なんだって、

自分を不幸にする考えもできれば、

自分を信じる力に変える事もできる。

私は、自分を信じていく選択をしたい。

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