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大人になると言うこと

ある程度の年齢になったら、私は大人として知恵をつけて生きていくのだと思っていた。





でも、ある時、日本で5年間仕事で住んでいたというアメリカ人の男性から言われた一言でハッとした。


「日本人の彼女は作らないよ。だって、みんな幼稚だから。

 僕は30歳なら、30歳の年齢で生きる女性と付き合いたいんだ。


 でも、僕が出会ったほとんどの女性は、いい年齢をしてるけど、みんな10代でいたがるし、

 30代女性が、さも10代のように甘えてくる。何かをしてもらおうと思っている。

 心のケアもして欲しいし、経済的なケアもしてほしい。


 僕は、お世話をしたい人を彼女に欲しいわけじゃない。一緒に人生を生きていく力強く現実をちゃんとみて考えて変えていく事が出来るパートナーが欲しいんだ。

 

 でもみんな自信がない感じで それじゃあ、パートナーとしては僕にとって不十分だから。」



生理がきたら、子供を授かる体として動き始め、

18歳を過ぎたら、選挙権をもらえ

20歳を過ぎたら、お酒もタバコも嗜める。



だからと言って、大人になるとは違う気がする。


結婚して、子供を産んだからと言って、大人になるとも違う気がする。


料理をして、掃除をするからといって、大人になったとも言い切れない。


ただ、体が大きくなって、出来る事が増えただけだ。




私たちは何を基準にして、大人になったと言えるのだろうか?


そんなことを彼の発言で考えるようになった。



数年前のことだが、そんな中、IHの講習会が始まった。



モジュール2のコンセプツのクラスで、

インナーチャイルドについての講義の時、

心理学者のマチルダはこんな風に言った。



「全ての人がインナーチャイルドの問題を持っていると言っても過言ではないかもしれない。

 

 そして、そのインナーチャイルドの問題に向き合う人が大人になり、この世の中は

 大人が増えて、より、安全な場所になっていく。


 


 だから、インナーチャイルドのワークをすることは、世界貢献であり、社会貢献なのよ」


と。



インナーチャイルドとは、子供の頃に傷ついた自分が大人になっても、その傷ついたままで存在することを指したりする。


そういえば、先日、携帯のことでアップルのお店に行った時、お店で


「お前は、今まで会った中で一番、最低なマネージャーだ!俺に返金をしないとはどういうことだ!」


と叫んでいる60代男性がいた。



携帯電話を自分のミスで壊しておきながら、Apple社の方でどうにかしろというクレームだった。

そこに対して、マネージャーは、補償期限が大幅に過ぎていることを伝えていた。


自分の思い通りにいかないその60代の男性は、地団駄を踏んでいた。


まるで、うちの娘が3歳だった時の「絶対に私のやり方じゃないと嫌!」という姿と重なった。


自分が今まであった中で一番っと言ってるということは、今までもこんなクレームをしてきたのかもしれない。


大きな声を出したり、もっともらしい事を言う人のことを、ほとんどの人は、一目置いたり、従ったりしがちだが

私は、そうは思わない。


小さい声でも、あまり話さない人でも、素晴らしい着眼点を持っている人もいる。




だからと言って、彼に怒るのをやめろとは思わない。


きっとそこまで怒るのであれば、何かしらの原因があるだろうから。

(まあ厳密に言えば、それがインナーチャイルドに関連しているかは、彼の潜在意識にきかないとわからないけど)



私の願いは、それだけ怒り狂っている彼自身を振り返る場所があればいいなと願うばかりだった。



そんな公衆の面前で、感情を出して、大人げない態度と思う人もいるかもしれない。

でも、怒りを抑圧することが大人だとは今の私は思わない。



それよりも、この自分が怒ったという事実をちゃんと理解してあげ

自分の中に平和を作ることが大人なのだと、今の私は思う。


なぜなら、この人のこのApple社への怒りは、Appleにだけではなく

車のディーラーにだったり、

冷蔵庫の会社へだったり、

Amazonにだったり


隙あれば、勃発する地雷だろうから。


地雷なんて誰もが持っている。私だって持っている。


ポイントなのは、その地雷が発覚した時に、その地雷の撤去作業ができるかということだ。


その撤去作業をすることが私は大人になることだと思っている。


本人もどこに地雷を置いたか知らずに、地雷を持ち続けている。

地雷が出てきても、知らんぷりをして、勃発させたままでいる。

お前がこの地雷を踏んだのが悪いんだと言わんばかりにいる。



大人がいることで、子供たちが伸び伸び自分らしく生活ができる環境を作ってあげる事ができる。


でも、地雷を持っている大人の前では、のびのびは出来ない。


どれだけ、便利な環境を作ってもらったとしても、心から安らげることはできないだろう。


大人になることの一つは、世界が安全な場所であるということを作ってくれることを言うのではないだろうか?



私自身、インナーチャイルドが刺激されることはよくある。


その度に、インテグレイティッド・ヒーリングを使う仲間にセッションをお願いをしたり、

自分でセッションをしたりして、地雷撤去作業に取り組む。


子供にとって、安心できる安全な家庭を作りたいから。


ま、今回の日本での帰省中にも地雷は勃発したんですけどね。


それは次回のブログで。



モノクロから虹色へ



I Hのインナーチャイルドをワークするコースは、10月にサンディエゴで開催します。


早割は8月24日まで!


そして、東京開催は11月に!

こちらの早割は8月31日です。

残席わずかですので、ピンときたらお早めに!



サンディエゴ開催についてはこちら↓


東京開催はこちら↓



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