top of page

夜の7時から朝の6時までかかった11時間のセッション




インテリジェンスの図り方は、どれだけ変化できr
インテリジェンスの図り方は、どれだけ変化できr


「11時間セッションしたの」




そう告げられたとき、一体何があったのだろうか?と彼女の顔を覗き込む勢いで

お話を聞いた。


夜の7時にスタートしたセッション。

自分の体を治すべく、フィジカルセラピストとお話をしていたときに

どんどんと会話が進み、

途中でその方と立場が逆転してしまい

自分がフィジカルセラピストの方のお話を聞く立場になってしまったという。



その彼女はインテグレイティッド・ヒーリングのプラクティショナーである。


私は、彼女のこれまでの軌跡をわずかながら垣間見させていただいてきた。


だから、

彼女が誰かの力になりたいことも知っていたし

彼女を頼る人が多いであろうことも知っていた。


ただ、11時間とは

時間の長さもさることながら何がそうさせたのだろうか?と

疑問を抱いたのだ。


彼女はそのフィジカルセラピストの方がmaniacになってしまったと教えてくれた。


きっと日本語でマニアックと聞くと「熱狂的な」という意味を持つだろうが

マニアックとこちらでいうと、感情的にもメンタル的にも不安定でやばい状態のことを言う。


変に感情が昂っていて驚いたことだろうと思う。


そして、彼女は

「夜中の12時になったとき、もう終わりにしようって思ったんだけど、

 そのまま電話を切ったら、彼女がどうにかなってしまう気がして」


との懸念を伝えてくれた。


私もクレイジーになった方を見たことがあるが

まず初めにびっくりすることだと思う。


対応の仕方がわからなかったり、

その症状に自分が先に驚いてしまったりするのではないかと。


それでも、I Hのプラクティショナーの再受講もしているだけあって

彼女は真摯にその11時間、その人を手放すことなく

泣いたり笑ったりというご本人様ですらどう自分の気持ちや混乱を扱っていいのかをわからない中、質問をし続けたと言うのだ。


I Hのプラクティショナーになるとコーチングの要素を学ぶ。

マインドで学ぶのだが、その中で

核心をつく質問ができるようになってくる。


ほとんどの人は、


その質問をされたときに


「なるほど」と


気づいて自分にベクトルを向けることができるが


それを受け取れきれなくて

それでも自分の内側に真摯に向き合ってくれる人がいることに喜びを感じて

何時間も相手を拘束してしまうことになる。



「それが終わってどうだった?」


そう聞くと

「次に会うのが怖い」


と教えてくれた。


それはそうだと思う。

どんな時もエネルギーがお互いに循環していないところにいくのは

とても心が疲弊する。


でも私は、彼女がとても誰かの役に立てることが

魂の喜びであることも今までのセッションやI Hの講習会で見てきて知っている。


それと同時に、

その自分の才能や喜びをうまく現実化して行動に足踏みをしていることも知っている。


きっと彼女が前に進めないポイントはここだろう。


自分の誰かのために役に立ちたいところと

自己犠牲が混ざってしまう。


混ぜるな危険状態である。


そりゃそうだ。

関わる人全員に11時間も割いてるわけにはいかない。


自分の生活も成り立たない。

でも彼女はそれをやってしまう人だから。



ただ、きっとここをしっかり自分の才能を活かせるような立ち振る舞いができたら

彼女は本当に多くの方々に感謝をされるような人になるだろうと思う。




私は、そんな彼女に伝えた。


「どうして、I Hのセッションにを切り替えなかったの?」


彼女は

「だって、もう夜中の12時だったから」


「でもI Hにしていたら、長くても夜中の2時には終わっていたよ。」


「あ、そうか、、、、」


「ちゃんとI Hの流れに沿っていたら、

 感情もトピックもあっちゃこっちゃいかずに、

 本当にご本人が今日見つけるべき

 進むべき道を教えてくれてただろうし、

 その方がハンドルできるものしか出てこなかったと思うよ。」


「そうか、、、そうだよね。。。。」


「きっと、11時間もやった、、、、って気持ちや時間を

 奪われた気持ちになったかもしれないけど

 もしもこの状況を自分の責任だと捉えるなら、何を学んだんだと思う?」


「奪われたとは思っていないけど、プロとしてちゃんとやることだと思う。。。。」



この言葉が聞けてよかった。


私がI Hの講師として活動する理由の一つがここにある。


ほとんどの人が、過去に色々なことがあったと思う。

昨今のコーチングブームや心理学などで

自分を見直すきっかけも増えたし

それをサポートしたいと思う方々も増えた。


ただ、一つ気をつけないといけないことは、

心の領域は、専門家でない限り、足を踏み入れてはいけないところがあると言うことだ。


むやみやたらにインナーチャイルドを出そうとするけど、

まず、インナーチャイルドが出てきたら、

その暴れるインナーチャイルドをちゃんと愛を持って扱ってもらえたと思ってもらえるところまでワークできる人が必要だと思っている。


私自身もいろんなワークショップを見てきて

触発されて出てきたインナーチャイルドがうまく扱われなくて

もっともっとひどい状態になった方を見てきたこともある。


また、本当に自分が想像もつかないような過去を背負って一生懸命に生きている人もいる。


そして、たとえインナーチャイルドのワークがうまく行ったとしても、

数日間は、とにかくその重いものが出てきたことで体がグッタリする。


好転反応を言う言葉があるが、私はあまりそこに大切さや素晴らしさを感じていない。


私自身、ぐったりして現実の世界に戻るのにかなりの時間を要したからだ。


それだけの時間が必要だったのよと言う人もいる。


でも、実際にその時間を経験して今のタイムラインに戻ってくることは

かなり本人にとっては苦しい作業だったりする。


それよりも、深いワークもできると同時に、このタイムラインに

自分をより良い状態で戻せる方がエンパワリングなのではないか?と思うのだ。



それを全て可能にしたのがインテグレイティッド・ヒーリングだと思う。


講習会に来ていただくとわかるが、

本当に安全な設定のもと、自分のインナーチャイルドや、他の深い部分にまで

安心してアクセスができるし、

プラクティショナー側も、

I Hの流れに沿っていけば、間違えることもなければ

それ以上にエンパワリングしてセッションを終えることができる。


この世の中で、セラピーという形で人様の役に立ちたいと願う方は

沢山いらっしゃると思う。


その方々が安心して、

何が出てきても大丈夫な形でセッションができるインテグレイティッド・ヒーリングは本当に素晴らしいと思う。


そういう方々の気持ちと才能が安全と安心の中で生きてくるから。


だから私はI Hの講師をしている部分が多大にある。



その上で

11時間もどこに着地するのかもわからず

自分の手に全て委ねられ、

どんな結果になるかも想像できないことに

彼女が巻き込まれるのは

私は、1人の素晴らしい人材を闇に葬ることになってしまうと感じていた。


だから、彼女がプロとしてやるという言葉を聞いたときに

かなりホッとした。


さて、その彼女に


自分のニーズを尊重すると同時に、

相手のニーズも尊重をする方法は何か?


を伝えた。


彼女自身、それを持ってフィジカルセラピストの方に

連絡をしたと後日教えてくれた。


「前に進んでおります」


と。


自分の才能をしっかりと活かしてあげる方法がある。


そこに気づけた彼女の今後が本当に本当に楽しみです。


IH 無料 特別講座第二回があります。


モノクロから虹色へ



 
 
 

Comments


Featured Posts
Recent Posts
Archive
Search By Tags
Follow Us
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page