可愛い女とかっこつけれる男

私が男女のことをまなび始めたのは、

あるセックスセラピストの８０歳のおばあさんに出会ってから。

彼女に出会って初めて私は、女性とはどういう生き物かを学んだ。

３０過ぎにして。

恋愛もそれなりにしてきたし、

失恋もそれなりにしてきた。

キュンキュンする恋もあれば

ドツボにハマった恋もある。

でも、このおばあさんに会ってから、

私が過去に犯した失敗とも無自覚であった失敗をクリアに教えてくれた。

「私の言ってることは、政治的には間違っていると思う。

　でも、エネルギー的には正しい。

　だから、あんたが信じたいことを信じればいい。

　でも、私はエネルギーを取り扱っているから、真実だと思うよ。」

と。

こんなジェンダーレスの時代を逆行することは、確かに政治的には間違っているだろう。

で、も、

あの時のわたし以降、今のわたしに至るまで、ずっと彼女と出会ったことで

幸せな今があると思っている。

あの時のわたし、とは、

失恋をして、このセラピストのおばあさんに

「シングルの男性恐怖症」という診断をもらった時のわたし。

その時、ハラスメントと一緒で

（なんでも恐怖症になんねんなあ）と思って苦笑したぐらい。

でも、確かにわたしはシングルの男性に出会うと怖くてがたがた震えていた。

そこから、男性というものは、、、、というレクチャーを毎週木曜日

他の女性たちと一緒に学び始めたのだ。

彼女が教えてくれたことの一つに、10：1というのがある。

男性が10くれたら、1だけ返せばいい。

１万円のディナーをご馳走になったら、1000円分のお返しをするといいう事だ。

それを聞いて、ケチくせー女だとあの時のわたしは思った。

小手先の術だとも思った。

でも、今の私は、なるほど、、、と納得をする。

多分だけど、私のように感じた人は

自分の持っている全てを相手に渡す事が良いとしてきたのではないだろうか。

しかも、相手が喜びそうなもので。

自分がこれを渡してあげたい！と思うよりも。

もちろん、それが怖い人形とかであれば話は別だが

多分、相手が喜びそうなもの、、、となったら一般的な無難なものになる。

誰にもらっても、そつないものに。

そして、セラピストのセッションを受け始めてから、６ヶ月後に私はアンドリューに出会った。

ギフトについて、私が迷った時、一緒にセラピーを受けていたシェリーが言った。

「10対1の法則よ！」

と。

１にするのは、結構難しい。

３万円のディナーの後、3000円か。

3000円って、何があるだろうか？

そう思った時、私は、自分が履いてて楽なクロックスのサンダルを買った。

初めの頃は、履く気配は一切なかった彼。

そりゃそうだ。

クロックスの穴に、ディズニーのキャラクターをふんだんにつけたから。

ある日、それを履いてみた彼が外に出た時、とても楽だったらしい。

それ以降、クロックスをよく好んで履くようになった。

そして、私のつけたディズニーキャラクターでいろんな人に犬の散歩中に話しかけられたらしい。

自分一人では、再現できなかった彼の世界が

私が介入した事で、広がった感じがあったのだろう。

その広がりも、より楽しい方に。

実は、シェリーは私にクッキーだったら3000円以内に収まると言ったが

私はクッキーなぞ作りたくもなかった。

甘いもの、そんなに好きじゃないし。

そもそもお菓子作りに興味がない。

私が楽で、好んで使っているもので、彼が持っていないもの、、、、

それがクロックスだった。

もしも彼が、クロックスを履く女なんて、慎ましくない！とか思うのであれば

もうそれまでの関係だっただろうし。

もしも私が、女ならクッキーぐらい簡単にぱぱっと作れないと！と思っていたら

私は苦しんだだろう。

そして10対1の法則によって

私は、自分がもっと甘えてもいいのだということに気づくようになった。

全部を差し出さなくても、嫌われない。。。

ずるいやつだと思われない。

どういう信念を持って生きてきたのだろうか？と今では思うが

それが礼儀であり、律儀であると思っていた節がある。

そこから、私は、女性を観察するようになった。

そして、ある現場で甘え上手な女性と、その彼女の夢を叶える男性を目撃した。

今回の動画はそんなお話。

インタビューをしているさとこちゃんが泣き

それを思い出した私も泣けたよね。

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だって、フィーリンググッドな女性が増えたら、この世の中がもっと幸せになると思うから。

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