人生を構築する私の最高の価値観を求めて
ある日、自分の最高の価値観を知りたいということについて
『私のミッションは何?』
というセッションをする機会をもらいました。
以前にやったことがあるか?と言われれば、ないです。
でも、潜在意識に繋がれるツールがあるのだから、
潜在意識に聞けばいい話なので、
セッションの依頼を引き受けさせてもらいました。
『どうして自分だけの価値観というものを知りたいのですか?』
そう冒頭に尋ねると
「人生の目的がはっきりするし、
起こる出来事の全てを自分の人生を豊かにするのだと建設的に考えられるから」
と、教えてくれました。
確かに、自分が一番何を大事にしているのか?ということを知れば、
きっとそこを軸に物事を考えられます。
そして、ミッションがある人と、ない人の違いは、
その人がどれだけ素晴らしいかとかそういうことではなくて、
その人が自分の人生にどれだけ満足をして一生を終えるか
だあと思っています。
人間は、「何かに貢献したい」という気持ちが必ずあります。
それが長いスパンで見た幸せに帰着すると思います。
Grow & Giving (成長し、与える)ということで人は自分に対して
自分を誇りに思うし、自分のあり方に満足を感じるんだと。
だから、毎日社会に関わることが
仕事なのか、
キャリアなのか、
ミッションなのか。
どこに位置付けているかで
全く自分の時間における価値観は変わってくるんです。
私は、昔は仕事をしていました。
自分が働いたら、お金をもらうという仕組み。
パチンコ屋のバイトも、びっくりドンキーでのバイトも、全部仕事。
そして、ピラティスで一定のキャリアを積みました。
ある程度、有名な一等地のスタジオで、名の知れたインストラクターになり、満員でキャンセル待ちのクラスを持つ私に。ハリウッドの有名な女優さんにセッションをしたりと華やかな時もありました。
でも体を壊して、動けなくなった時、一切のキャリアを失いました。
そして、今、私のしていることは、ミッションだと感じています。
誰もそう言うわけじゃないけど、誰からのお墨付きもないけど、
でも、私はミッションを持って行っています。
だから、クライアントさんとの関わりが充実しています。
クラスを教える時も充実しています。
きっと死んだ時に、神様に、
「私は、このミッションをもとに命を使ってきたんだ」と
胸を張って、報告をすると思います。
なので、自分のミッションを知りたいっていう気持ちは
とても高尚で、とても素晴らしいなあって感じて聞いていました。
彼女に
「では、今、ご自身が思うミッションはなんだと思いますか?」
と聞くと
「人とのつながり?」
「共に成長する?」
「楽しむ?」
そんなふうに教えてくれるのですが、ナーンにも反応がない。ちーん
「何も反応がないんですけど」
というと
「えー何これ、面白い!」
と言う返答。
さて、そこから、彼女が手元に持っているノートを出しましたが、
そこにあるか?と聞くと
ない
と反応があるので、
「そのノートは必要ないです。」
と伝えると、また「何ー面白い!」と。
そして別のノートを示して、そこの2ページ目の上から2段目の文章を教えてくださいと伝えました。
そこには、彼女が一週間を振り返るノートで
「仕事が7割できた」
と言うところで反応がありました。
7割仕事ができたって、どう言うことですか?
そう聞くと
「うーん、いつもいろんな人からの声かけがいっぱいあって、
それをしていると、自分の仕事ができなくて。
7割できてたら十分だって思っているんです。」
それを聴きながら私は、
(やっぱり本人の中に答えがあるのだなあ)って感心しました。
と言うのも、
「いつもいろんな人から声かけがいっぱいあって」
と言うところにビンビンの反応。
これが彼女の大切にしていること?
イエス。
そうかーとそれを伝えると
「そうなんですー!!!私、人から期待されて、それに応えるのがすごく嬉しくて、楽しいんです
そんな自分が好きなんですよね。」
と。
でも、一瞬にして顔を曇らせて
「でも、それってめっちゃ他人軸で、あかんやつですよね。」
と。
本当に、私たちは、人からの価値観で自分の価値観をいとも簡単に潰してしまうのだと
感じました。
「うーんと、もしも他人軸であれば、
誰もお願いをしていないのに、自分が不安で役に立っているか知りたいから
わざわざ聴きに回ることをするんじゃないですかね?
でも、〇〇さんの場合は、
すでに、人が聴きたくなる、質問したくなる、頼りたくなる要素を持っていて
そこに応えたいっていう気持ちがあるのだから、
単純に自分の持っている才能を活かして循環させているだけではないですか?」
「確かに、学生時代に、ドラえもんって言われるのがすごく好きで」
そうそう。
ドラえもんがのび太に強要していたら、アニメにならないしね。
そんなふうに話を詰めていくと
係長である彼女は7割、人の期待に応える仕事で、
3割が自分の仕事という形に具体的に進んで行きました。
「いやーちょうど会社でもその話をしていたんですよね」
そして、手持ち無沙汰になる自分に落ち着かなさを感じるというので
そこの潜在意識を書き換えるためにインテグレイティッド・ヒーリングのセッションに入りました。
それもまた深い気づきの内容に。
さて、ご本人様からのセッション後の感想です。
Q:セッション後に何か変化はありましたか?
A:人の話の聞き方が変わった。
この人は何を伝えたくて、どうしてほしくて話してるのかな?て。
そうすると会話が楽しくなってきた。
スケジュールに関しては、仕事のタスクがこなせなくても、焦りが減って、後ろにリスケできるようになってきたかも知れません。
つまり、自分のキャパがわかって来たんです。
準備の時間と本番の時間と両方を最初からスケジューリングできるようになって来ました
コーチングの学校の説明会に参加して、興味あるな、
でも今は時期じゃないな、て罪悪感なく諦められたんです。
焦りの原因は、「今これやらないと後悔するんじゃ?」
もしかして、今始めたら劇的な変化が待ってるんじゃ?て
いつも何か魔法のような空想、期待してたんだなぁ、て。
地に足がついてないですよね。他力本願というか。
そこを(先日のセッションで)価値観をはっきりさせたことで、
『そんな私であるために、今私がすべきことは?』て視点で物事を判断できるようになったから、
判断基準がハッキリして、焦りや不安から解放された気がします。
あとね、何か私が自然体になったからか、旦那さんとも話がはずむように…!
今まで、何かやってる時に、子どもたちに話しかけららたり、近寄ってこられると、
「邪魔しないで!」て殺気立ってたのが、
今こう書いている間にも、娘が予想外に早起きしてきたのに、
携帯置いて、「おはよー」てぎゅうしてたんです。
人の期待に応えようと思うとつい、自分のこと後回しになったりしまっすよね?
だから、自分をだいじにしなきゃ!てそこに固執してた気がします。
期待に応えられる私が嬉しくていいんだ〜!
人の期待に応えられる自分がうれしい
頼られるとうれしい、
それで良いんだ!と
うれしい感情を大事にでき始めた、て。
ネガティブな感情を感じてもいい、てそこに結構フォーカスしてた、
自己受容ってそこから始まるとここ1〜2年、ダメな自分も受け入れる、
てことに慣れてきてたんだけど、
うれしい感情を大事にするの、忘れてた、ていうか笑
私って何がうれしいんだっけ?どんな私だったら、私がうれしいんだっけ?て考えてます!
でも自分も大事にするとの両立は?て両立が成り立たないと思ってたんです。
いず美さんが言ってくれた「そこは境界線引いてさ」てのも大きいです!
『自分も他人も大事にする』に「境界線」だなぁと。
境界線が自分で引ければ、人の期待に応えられない自分に罪悪感や不満を感じて、
相手のせいにすり替えることもしなくて良いんだ、てことに気づいたんですよね。
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Doing Goodから Feeling Good へ見事に転身した彼女の変容にとてもインスパイアリングでした。
「何をしたら、私って嬉しいんだっけ?」
これって、最大の魔法の言葉だなって思っています。
だって、体の健康の次に大事なのは、
お金でも、リレーションシップでも、キャリアでもなくて
心の健康だから。
あなただけが大切にしている最高の価値ってなんですか?
あなただけが知っている、あなたを最高に嬉しがらせる価値観って?
モノクロから虹色へ
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