うそーんと言いたくなる時




先日は長女の歯医者さんの予約だった。


初めて彼女が歯医者さんに行ったのは4月。

ちょうど4ヶ月前になる。


なんか、ブルーベリーが奥歯から取れないなあと思っていた。

しかもブルーベリーがどんどんと重なっているなあ。

どうしてだろう。


そう思っていた。


そして4月に歯医者さんに行った時、

「砂糖を食べていますか?」


という問いに


「いいえ。砂糖は一切取らせていません。

 全てフルーツですし、オーガニックのものを食べさせています。」


と自信満々に答えた。


こちらでよく見る光景は、朝からドーナッツを食べ、その後に

ドリトスを食べて口の周りがオレンジ色になっている子供たちだ。


私は、白砂糖や小麦粉など一切与えず

フルーツを上げてきた。

そんな風に母親として選択をしている自分に誇りすら持っていた。



でも、歯医者さんは


「そうですか、これ、虫歯です。」


と。



(ええええええーうそだって、うそだって、うそだって!)

と心の中の叫びと同時に、



「え?ブルーベリーでしょ?」

と返答した私。


「えっと、虫歯です。」


「いや、ブルーベリーが歯につっかえていると思うんですけど」


と食い下がると


アンドリューが

「虫歯の色がそれなんですか?」


と。


うなずく歯医者さんを見て、


「え?ブルーベリー色の虫歯?」


そう答える間抜けな私。

いや、どうしても私はブルーベリーだと信じたかったのだ。


しかも


『虫歯が、本あります』




ええええーーーーーーーーー〜!!!!

うそーん。うそーん。うそーん。

マジかよーーーーーー



だって、白砂糖も何も食べさせていないもの!!!


そう必死で私は抵抗した。

今考えてみれば、私のズボラなせいだということを認めたくなかったのだと思う。


『まあ、2歳ですから歯の治療はしません。歯の中に一生残る黒い液体を入れるぐらいですが

どうしますか?』

と。



そう言われて、私は絶対に虫歯を治すぞ!と

「少し様子を見ます」と歯医者を後にした。


それから毎日、寝る前の歯磨きは欠かさずした。

歯ブラシも彼女が喜びそうな歯ブラシを一緒に探しに行き、

毎日歯磨きをしたのだ。


歯磨きをした後、食べたいと言い始め

食べたとしても、それでもまた歯を磨き直した。


そんな努力の4ヶ月。

でも、口の中のブルーベリーはどんどんを巨大化して行った。


アンドリューが予約をとって行った先日、


「3才になったので、レントゲンを撮りましょう」

と歯医者さんは行った。



カリフォルニアだからなのか、

最近の歯医者だからなのか、

とにかく私の子供時代のおっさんの吐息が目にかかるのを必死で息を止めていた歯医者さんとは

全く違った。