味で自分の言葉を例える

かつて 拒食症だったというクライアントさんがピラティスに来ました。

『今は元気になったけど、私、摂食障害だったのよ。』

何が摂食障害の原因になったんだと思う?

そう聞くと、

『分からないわ。でも、カトリックの学校に行っていて、Shall NOT って沢山言われたの。

 嘘をつかない。人に迷惑をかけない。って色々あったわ。

そして、妹と喧嘩をすると、母親に話し合いましょうッて言われるの。

 この話し合いの時間が大嫌いだった。大人になって、話し合いをする大人の方がいいッて言うけど

 私にとっては地獄だったわ。 がつんと怒られて終わった方が良かったわ。』

『どうして、話し合いが嫌だったの?

 自分の喧嘩している理由を聞いてもらえる最高のチャンスだったじゃない』

そう聞くと、少し間があったあと、ふっと彼女が笑って

『Shall not の地獄が待っているわ』

人のせいにしない。仲良くしないと行けない。

だから、親の聞きたい言葉を選んで行っていたわ。

なるほど、、、、、、

『ちょっと、興味本位で聞くんだけど、それを思いだしてみてさ、

 口の中ってどんな味がする? 親の聞きたい言葉を選ぶのがご飯だとしたら何味???』

『。。。。。。。。。。 ヘドロね。。。。』

『それじゃあ、口の中が気持ち悪いね。言葉をいうたびに、ヘドロの味がするんだね』

『Izumi , Good point 』|

だから、こんな口の中に美味しい物なんて感じられなかったわ。

『じゃあ、これから、何かを言う時に、自分に甘い味をくれる言葉を言えば

 きっと自分の魂に美味しい言葉となって、ご飯もおいしくなるね』

『自分が甘いって味覚を感じる言葉ねぇ。。。。』

『言葉が出てくる所も、食事が通る所も一緒だもんね』

私も、自分の魂が喜ぶ言葉を言う様にしようと思う。

自分の真意に沿った言葉。

相手が聞きたい言葉ではなく、自分の魂が言っている言葉。

『考えただけで口の中が甘くなって来たわ』

よだれが多い方が若い証拠ッて言うし、

アーユルヴェーダでも口の中はボーダカカファと言って甘いしね。

甘ければ甘い程、食べ物も外の出来事も消化出来る。

モノクロから虹色へ

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